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TowersInTheMist (仮名) 開発 "The Silent Swan" の予告トレーラーが先日公開された。

本作は見捨てられた巨大な世界を横断する一人称視点のオープンワールド・ナラティブ体験。
プレイヤーは、ある日手紙を残して行方をくらました妻の足跡を追って舞台となる土地に足を運び、その冒険を通してプレイヤーキャラクター自身に関してや、その場所の本質とそれに伴う危険、過去に起こった物語を知る。

ゲームの舞台となるのは、壁に囲まれた巨大な放棄された土地。
「オープンワールド」 という言葉を本当の意味でこのスケールの都市に持ち込んだのはまさしく本作が初めてであると豪語しており、そこにはすべてが手作業で製作されたユニークなデザイン/構造のロケーションが多数あり、そのいずれもが侵入可能な内部空間を備える。
プレイアブルエリアは壁によって取り囲まれ、目で捉えられるすべての場所へ実際に行くことができる。
また主要エリアではないが、壁の外には産業施設が立ち並ぶ区域、農地、別の都市も存在している。

ゲームプレイとしては、オープンワールド/ウォーキングシミュレータ/サバイバルホラー (詳細は不明) の要素が組み合わさっている。
主人公はノートを携帯しており、捜し求める不可思議な妻の手紙をアーカイブするだけでなく、アイテム/コード/鍵といった入手すべきモノを把握・記録するのにも用いられる。
アイテムには懐中電灯、望遠鏡、映画のフィルムなどが含まれ、伝承から得た手がかりやストーリーを辿ることでこれらのアイテムや収集品を見つけることができる。

その舞台の広さもありプレイアブルエリアの 99% はゲームに関連するモノが何もない (ストーリーに関連していたり、アイテムが落ちていたり、という意) といい、それゆえ様々な工夫がなされている。
主要なあらゆる場所には一意の番号が振られたツェッペリン飛行船の駅があり、別の駅の番号を入手済みであればそこに飛ぶことができ、そうでなくとも一度通過したことのあるルートにファストトラベルが可能となっている。
高所から下に降りる際も、落下防止の軍用竹馬なるものを使いて落下死の心配もなく降下できる。
また都市や街では、二つのロケーション間を移動するための経路をできるだけ多く用意しているため、元いた場所に戻るようなことがあっても来た道とは別の道を選ぶことで違った景観を楽しむことができる。建物についても同様で、部屋や通路、テラスなどをできるだけ多く追加することでそこへ訪れる価値を高めている。
ストーリーが進行することで次に移動すべき新たなロケーションが常々確実に存在するよう設計され、その目的地はストーリーの中で説明されたり環境が視覚的にプレイヤーを導くので、無駄に広大な舞台をアテもなく彷徨うこともない。
さらなる探索、伝承や収集品集め、ストリーラインの理解を得たい場合のみ任意で横道に外れればよい。


かなり野心的かつ興味を惹くタイトルだが、開発元の情報は規模含む一切の情報が現時点ではわかっておらず、目指すものが大きいだけに実現可能なのかちょっと心配になる。
ライト層である私個人がオープンワールドへ求めるものは探索による新たな発見なのだが、そういう観点で見ると本作は期待とは方向性が異なる (99% 何もないと言っているので)。
発見が無くとも様々な景観を眺め、バックグラウンドを想像し、世界へ没入できる、そんな玄人向けのタイトルに思える。

トレーラーで描かれているのは動画のタイトルどおり壁の入り口部分なので肝心の中身を拝むことはできないが、いくつ公開されている gif ではそれを見ることができる。
高所に備わった通路を渡った先に見える巨大な建物、列車が並ぶ天井の高い駅など、ワンダと巨象のような、単純な広さではなく 「スケールの大きさ」 という意味ではまさに感激モノだ。
また前述したサバイバルホラー要素も気がかり。世界観が素晴らしいだけに余計な要素を盛り込むとかえってそれを損ねる可能性もあるので、細心の注意を払ってもらいたい。

プラットフォームは今のところ不明、リリース時期は 2022 年を予定している。