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前回記事:狭い屋内環境での協力プレイを描く "Twin Soul" の試作版ゲームプレイ映像が公開
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White Noise Team 開発 "Twin Soul" の開発状況が久しぶりに報告された。

当初は二人用の協力型ゲームとして開発されていた本作だが、そのプロトタイプの開発を通して、またユーザからのフィードバックを受けて熟考した結果、プロジェクトのコンセプトを古典的なシングルプレイヤーへ変更することに決めたという。
しかし二人のキャラクター間の結びつきはどこへも行っておらず、各々のキャラクターでプレイすることができる。
Coop ゲームファンのために協力型というアイディアをきっぱりと却下することはしないが、それを実現するためにはまだいくらかの経験を積む必要があるのだとか。

現在はシングルプレイヤー版のデモを制作中であり、今年末に数点のイベントで披露する予定。
今度は大雑把なプロトタイプではなく、ゲームプレイ/雰囲気/メインストーリーの完全なるデモンストレーションとなる。

また更新されたゲーム概要も掲載されている。
舞台は地震活動が活発な地域にある旧ソ連の工業都市。
その半島ではここ数年でますます多くの失踪者が出ており、地元の言い伝えによれば彼ら全員が異常な地震の被害者であるかもしれないという。
孤児である二人の少年は、彼らの母親に代わりアレクセイの叔母の手によって育てられた。
彼らは後に別々の道を行くこととなり、セルゲイは警部へと出世して調査課に配属され、首都へ移り住んだ。
アレクセイは地元の工場で働く技術者となったが、致命的な事故を起こしてしまい刑務所へと送られた。
ゲームの本編が始まる二週間前にアレクセイの叔母は惨殺され、アレクセイは誰もいないアパートへと戻り、セルゲイもまたかつての友人を疑い故郷へ向かった。
しかし彼らは不意な地震に見舞われ、得体の知れない攻撃的なクリーチャーで溢れかえる巨大ながらんどうの建物に閉じ込められてしまう。

プレイヤーは両者の視点から物語を知るために、各々のキャラクターでゲームをプレイすることができる。
二人は先に進み生き残るために協力し合わなければならず、また一方のとった行動はもう一方に影響を与え、再び友となるか、敵対したままとなるかが変わる。


前回記事にて紹介した協力型のプロトタイプ映像を見ると、片方がデコイになって敵を引きつけているうちにもう一方がその隙を突いて行動したり、うまく協力しながら立ち回っていくつにも繋がった部屋部屋を敵よりも有利に移動するなど、色々と面白いプレイングを想像する余地があったので個人的にはこの報告は残念でしかない。
しかし前述した理由からするに、一見奥深く見えたゲームプレイも実際はそうでもなかったのかもしれない。

それほど頻繁にではないが、今後はメディアコンテンツを含むより有益で濃厚な開発経過情報の共有とビデオ日記公開を継続して行っていくという。
とりあえず今回はプロジェクトが完全にオシャカになっていなかっただけでも良しとし、今後はどうかプロジェクトが良い方向へ進んでいけることを願う。

プラットフォームは Windows, Mac, Linux (コンソールの可能性もあり)、リリース時期は未定。





ソース